ナミビア北部
Originally uploaded by hyacinthus orientlis
この子たちは、ナミビア北部のアンゴラとの国境近くで会った子だ。雨期では道がぬかるみ、川越えができない。乾期では路上がさらさらですぐに埃だらけになる。この山道をオフロードバイクで登ったが、何度もスリップ転倒した。この先に何があるのかを見たいという一心で走る。山奥で出会った二人。はじめて異国の人をみたのか、接したのか、好奇心が表にでるというよりは、警戒心がでている感じだった。
私は今、旅中である。そして留学中でもある。
人生の中で、自分の生き方が根底から変わる出会いを、人が一生のうち経験するのはそうあるものではない。
私は30代に、根底から変わる出会いをした。それから、以前では経験できないような体験や出会いをしている。機会というのは自分でコントロールできるものではないが、理性と知性についてのバランスが鍵を握っているのではないか。そう考えるようになった。
理性に重点をおいている人は、結果的に本来の自分の幸福につながらないという結果をテレビでみたことがある。その答えこそ私は的を得ていると思う。
1ヶ月担当のベスさんの話。
彼女に、日本の大学院で学ばないかという誘いが日本の教授からあった。誰もがうらやむ話しだが、彼女は断った。英語トレーナーとして働くことのオファーもあったが、最近断った。
よく世間体がいいとか、周りの目を気にして自分が本当に何を求めているのか、分からず間違った選択をし結果的に不幸になるということがある。そう陥らないためにも、自分の目標に向かって生きるということの重要さ、素晴らしさを人生の過程で行いたいと思う。
ベスさんが目標に向かって生きる姿勢を見ていると、私まで刺激される。結果がすべてではない。その過程に見出すものがある。